2016年夏、沖縄・石垣。国内最大のサンゴ礁で、サンゴの「大規模白化」が起きた。
実に97%が“白化”、その7割が“死滅”した。研究者は「回復力が追いつかない時代に入った。間に合わない」と危機感を募らせる。
国の緊急対策会議でも「50年後の2070年には日本近海からサンゴが消滅する」との初の予測が示された。
サンゴの回復を人が手助けする時代。沖縄の海を舞台に、プロの技術者たちが“サンゴ再生”に挑戦する姿を追う。