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QABでは2016年、取材してお伝えしました石垣島の美しい焼物が快挙です。世界中の優れた芸術作品が集めるイギリスの大英博物館にこのほど石垣市の陶芸家の作品2点が収蔵されました。
収蔵されたのは石垣市の陶芸家金子晴彦さんの石垣焼の作品、「耀変玳玻天目茶碗」と「碧海油滴天目茶碗」の2点です。石垣焼とは、日本の伝統的な「油滴天目」をベースとしながら、陶器とガラスを融合しまるで沖縄の海を思わせる、独特のブルーを生み出す世界で唯一の技法です。
今回の2作品は、それぞれ、さらに宝石をちりばめたような光を放つことや、原料である鉄本来の風合いがにじみ出ているのが特徴です。
陶芸家の金子晴彦さんは「とても名誉なことで石垣島や八重山をPRすることができてとてもうれしいです。またガラスと陶器の融合という新しいジャンルの焼き物が認められとても光栄に思っております」と話していました。
イギリスの大英博物館に県内の陶芸家の作品が収蔵されるのは2009年の名護市の仲村勇さんに続き、2人目だということです。