辺野古沖でのこの写真、船に乗っている人のライフジャケットが大きく裂けているのがわかります。これは、抗議する人を排除した海上保安官との揉み合いになった際に破れたということです。
陸上でも県警とのもみ合いでけが人をしたと訴える人がでていて、合わせて10人にのぼります。
「只今より、措置を取る。只今の時刻、午後2時17分」
これは先週19日、キャンプシュワブ沖で撮影された映像です。取材船に対し、海保のゴムボートが強制的に横付けし乗り込んできた様子です。
「暴力振るうな!」
別の日に撮られた写真では、カヌーに乗っていた人が引き離され、二人がかりでゴムボートに収容されています。
辺野古で記録映画の撮影をしている影山あさ子さんは、先ほどの映像の翌日、海上保安官に力づくで一時拘束されました。
影山さん「まぁぜんぶやっつけられて、そのまま牽引されて、連れて行かれた」
影山さんにケガはありませんでしたが、海上保安官が圧倒的な装備と力で市民を押さえつけていると憤ります。
影山さん「何をやってもいいと思っているのかと、とても心配ですね。何から何を守っているのかね。と思いますね。私たちが見る限り、ボーリング調査をしているときはスパット台船を守り、今は工事をするために工事用の作業船を守り」
辺野古漁港の座り込み現場でも、そんな荒れる海を怒りを持って見つめている人がいます。10年以上この海を見つめてきた田仲さん。国が知事の要請すら無視して工事を進めるなか、自分たちは地道に訴えていくしかないと言います。
田仲さん「私たちにとって、今止めなければ基地が出来てしまうタイミングですけど、国にとっても逃したら基地は造れないと知っているのでしょうね。だからこそ、いま止めればまだ止められるということだと思います。私たちは地道にきょう、国がやろうとしていることを止めると、言うことだと思います。」
先日、翁長知事が海保と県警に要請したように、警備はそもそも人々の安全を最優先にされなければなりません。