倉持記者「ご覧くださいこのバイクの数いったいどんなバイクの展示会が開かれるのかと思われるかもしれませんが、これは展示会でも品評会でもないんです」
実は、これ、バイク愛好家たちが「ツーリングを通してチャリティーを」をテーマに、開催したチャリティーランなのです。運営はアーティストの神谷直樹さん。ポスターやTシャツの他、バイクやヘルメットなどに沖縄のテイストを活かした個性的なデザインを描いています。
神谷直樹さん「(震災が)とても衝撃だったんです。同じ日本の中で、知り合いのいる地でこんなことが起きているなんてとてもショックだったのが最初の印象です。バイクという共通のツールがあるので、自分がアーティストだしステッカーを作って売って、被災地に寄付しようと思ったのがきっかけですね」
バイク愛好家たちの間では、全国的に有名な神谷さんのもとにはたくさんの作品依頼が寄せられ、1点づつ魂を込めて、作品を制作しています。だからこそ、決して同じものはなく、全てオンリーワンの作品となっています。
チャリティーランの当日はそんな神谷さんが出がけたステッカーを参加者は500円の参加費を払い受け取ります。中には、参加費とは別に寄付をされる方も数多く見られます。福を取り込んでハッピーになってもらいたい。神谷さんの周りには、熱い思いに賛同するスタッフたちが集まり手作りでイベントを進めていきます。
イベントに参加した皆さんはどんな思いなんでしょうか?
参加者男性「愛知県知多から千葉船橋から友達が関っているので会いに。ただ集まるだけじゃなく(チャリティーのために)お金を集めるのはいいことだと思います」
参加者外国人「Love Drive、very nice!」
参加者男性「1人から始まって、ここまで大きなわイベントになって、いいことされてるんで協力ができるものがあればと思って」
回を重ねるごとに、県外からの参加者や女性の参加も増えてきました。
参加者女性「これから仕事だけどチャリティだけはやっていきたいと思ってバイカー同士の交流もあっていいと思います」
ゆいまーる精神から集まった寄付金は、半分は東日本大震災の被災地へもう半分は沖縄の児童養護施設に贈られます。
仲宗根岩雄さん「ライダーが大勢集まって、チャリティーのためにイベントを開いてもらえるのはありがたい」
スタッフ円陣「成功させるぞ〜!」「3・2・1スタート。」
元気にスタートしたものの、途中から天気が急変。激しい雨が降ってきてしまいました。しかし、冷たい雨も彼らの熱い思いにを冷ますことはありません。沖縄チャリティーランに集まったバイカーたちはそれぞれの思いを胸に走っていきます。