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名護漁協は30日、普天間基地の移設工事に伴って、政府が手続きを進めている岩礁破砕や制限水域の拡大などについて、同意することを賛成多数で可決しました。

30日、名護市内で開催された臨時総会には、名護漁協に所属する組合員80人あまりが出席しました。総会は非公開で行われ、この中で、政府が手続きを進めている岩礁破砕や埋め立て工事の期間中、漁船の立ち入りを制限する水域の拡大などについて、同意することを組合員の賛成多数で可決しました。

名護漁協の古波蔵廣組合長は「組合に対して重大な決断だろうと。その通りです。工事によっての航路が入るか入らないかというのがあるので漁業活動に支障のないようそれは意見書の中にも入れたいと思います」と話しました。また辺野古の漁師は「一個人としては困る部分もあるかもしれませんが組合が合意しているのでできる範囲で頑張っていきたい」と話していました。

また臨時会では工事期間中の漁業補償金が6月19日に開かれる定期総会までに組合員に支払われることが説明されたということです。また、名護漁協は海底ボーリング調査にも同意し、防衛省に伝えたということです。