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太平洋への一石かもしれないが、重みを受け止めてほしいと本人は話しています。
17日に離党を表明した民主党県連の山内末子副幹事長が19日に県連に離党届を提出しました。県連は慰留しています。
山内副幹事長は17日の県連拡大役員会で、県連が引き続き独自候補の擁立を目指して党本部と協議することになったことに対し、党を離れて伊波前宜野湾市長を応援すると告げて退席しました。
19日、山内副幹事長は正式に離党届を提出。これに対応した県連の新垣幹事長らは、1時間あまりに渡って離党を取り下げるよう説得しましたが、山内副幹事長の決意は変わりませんでした。
山内副幹事長は「党の言ってる独自候補は、辺野古についてはしっかりと容認をしてくれる独自候補。ところがこちら県連としてはそうじゃないんだと、辺野古はだめだという候補者。そこの乖離っていうものがやっぱりあります。党本部に対して、政府に対して、皆さんがやってきたことが沖縄県民を苦しめているっていうところをしっかり民主党の一議員としてこれまでずっと続けてきたが」と説明しました。
山内副幹事長はこう述べて「離党することで党本部や政府に一石を投じたい」と語りました。
新垣安弘幹事長は「政権をとったあとの民主党が、十分その県民のその思いをくんでいないと。そういう気持ちがあると思う。県連としても党本部としても、まだはっきり結論が出ているわけではないからということで、彼女には慰留をしてます」と話しています。
県連では山内副幹事長の党籍を保ち、知事選が終わるまで離党届は預かる方針です。